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『望遠ニッポン見聞録』

ヤマザキマリ/著 幻冬舎 2013.3.9 『テルマエ・ロマエ』の作者による外から見た日本(人)肯定論。これまで否定的に言及されてきたことも、ヤマザキさんによると、「けっこういいよね日本(人)て」ということになる。 印象深かったのは、90年はじめ …続きを読む

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『モロッコ幻想物語』

ポール・ボウルズ/編 岩波書店 2013.5.30 モロッコから帰ってきて、まずボウルズの『蜘蛛の家』を再読。とにかく、フェズにはもう一回行かなくちゃ。続いてボウルズではこれを読む。この物語は、ボウルズとモロッコの語り部の共作。訳に訳者の力の大き …続きを読む

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『皿の中に、イタリア』

内田洋子/著 講談社 2014.2.13 皿さらさらと、全ての皿を一気に読み終える。内田さんはイタリアとイタリア人を素材にした名料理人、それが ×(カケル)料理なのだから美味くないはずはない。予想通りにウマ過ぎであった。

『皇帝フリードリッヒ二世の生涯』上・下

塩野七生/著 新潮社 2013.12.20 いつか書くんじゃないだろうかと、思っていた。 フリードリッヒ二世という中世のルネッサンス人は、知れば知るほど、 七生好みといってもよい魅力的な、傑出した男だからだ。 ゆえに、これまでも様々な著作に登場し …続きを読む

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『空爆されたらサヨウナラ』

夕べは、たまたま夫が持っていた不詳・宮嶋の『空爆されたらサヨウナラ』を読了。不肖・宮嶋(彼の場合の「不肖」は、ミスターやプロフェッサーのようなもの。宮嶋氏と書いらたぜんぜんそぐわなくて笑った)の本は、読みだしたら止まらない。先日の『ビビリアン・ナ …続きを読む

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『古代ローマ人の24時間』

◆古代ローマ人の24時間 – よみがえる帝都ローマの民衆生活アルベルト・アンジェラ 河出書房新社 2010.7 これはなかなか愉快な本。古代ローマ時代を舞台に小説を書くとしたら必携。

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『イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか』

★イスラムの人はなぜ日本を尊敬するのか 宮田律 新潮新書 2013.9 FBでもイスラム・中東問題に関して精力的に発信を続けている、 静岡県立大宮田准教授の新刊。 アラブ世界の日本・日本人に対してのシンパシーは本当に財産だよなあと、 しみじみ思う …続きを読む

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『私たちの世界がキリスト教になったとき』

★私たちの世界がキリスト教になったとき — コンスタンティヌスという男 ポール・ヴェーヌ 岩波書店 2010.9 テーマにひかれて借りてはきたものの、 結論を言うとはずれであった。 入ってこないのは、文体(訳)のせい ?