Windows XP のシェアと、使い続けるリスクについて

4月9日に、Widows XP のサポートが終了となる。
私はXP二台を10年以上使った後、去年の6月にWindows7 に変えた。
二台目XPはDellの無償サポートでハードディスクを入れ替えたせいもあってか、
結構酷使していたのに快調だった。
夫も妹も、去年の秋と年明けにWindows7にきりかえた。
両者ともモニターは現行利用とし、Dellの三万円台と4万円台を購入。
いずれのXPも10年もの。
5-6年が寿命とも言われるPCだけれど、個人が家庭で使う分には、
物理的には十分に機能していたわけだ。

ただし、ネット接続を除いて。
妹宅の回線はADSLで、オンラインのページ遷移はかなり遅かった。
ブラウザは確認していないけれど、もしかしたら古いIEだったかもしれない。
Windows7ではADSLでもさくさくと動いている。

XPのサポート終了まで二か月を切った今、
実際どれくらいが切り替わっているのだろう。

米Net Application社の調査によると、デスクトップOSにおけるWindows XPのシェアは2014年1月時点で約30%(29.23%)と、Windows 7の約50%(47.49%)に次ぎ、2位の座を占める(調査結果のWebページ)。
XPサポ切れ対策待ったなし、個人PCならぜひ脱Windowsを ITPro(2014.2.7)

 

これはアメリカの話、日本でのXPシェアはもっと多いのではないか。
ちなみに、このささやかなブログサイト閲覧者がどうかというと…。
じゃん。それが冒頭の画像である。
プラグインを導入して最初に解析を見た時は、ちょっとショックだった。
今日の数値が XP 64.3%、7が24.3%
(NewStatPressによる直近10日間のアクセス解析)。

ついでに仕事用のブログの解析も見てみよう。

p_os140223

同じく直近の10日間のものだが、こちらは上記調査のアメリカに近い数字となっている(それでも3割超はかなりの数字だけれど)。

では、XPを使い続けるとどんなリスクにさらされるのか。

アップデートがなくなると、Windows XPに脆弱性がみつかっても直すことができない。脆弱性とはプログラムの弱点・欠陥のこと。攻撃されるとウイルスや不正プログラムなどに侵入されてしまう のが脆弱性だ。言わば、侵入される穴をふさぐことができない状態になってしまう。

しかもXPは4月9日以降、もっとも危険な製品となってしまう。それは「攻撃者にとって攻撃しやすい製品」になるからだ。理由はWindows Vista・7・8でみつかった脆弱性をもとに、XPが攻撃されるからだ。脆弱性はほぼ毎月発見されており、脆弱性の内容がマイクロソフトから発表され、 アップデートが配布される。/

サポート終了間近、Windows XPがダメになる理由
読売オンライン (2014.2.21)

 

それでもXPを使いたい場合は、

●オフラインでの利用に切り替えられる場合

1)Windows XPの使用は、オフラインに限定する
2)USBメモリなど外部情報媒体の自動実行機能を無効化する等(*1) 、ネットワーク以外からの攻撃リスクを低減するための対策を行う

●オンラインで利用せざるを得ない場合
1)サポートが継続しているウィルス対策ソフト、マイクロソフト社の無償ツールEMET(*2)等の攻撃対策ツールを活用し、攻撃の検知・回避を行う
2)サポートが継続しているアプリケーションを最新に保ち、サポートが終了したアプリケーションは代替アプリケーションに切り替える
Windows XPのサポート終了に伴う注意喚起独立行政法人情報処理推進機構(2014.2.18)

読売オンラインの記事でも、リスク「回避策」として、ネットに繋がない、というのが挙げられていた。が、ネットに繋がらないPCで何をしろと言うのだろう。確かに ワードやエクセルの作業はできる。で、作業後は ? 社内LANでつながっているPCに転送して、必要な相手には、代わりにメール添付で送ってもらう ? それともプリントアウトしてファックスで送る ?

家庭での利用方法は…、撮りためた写真の保存場所、ぐらいしか思い浮かばない。いやいや、日記帳、家計簿、DVD鑑賞個人専用機とする、とおっしゃる向きもあろうか。あ、音楽も聴けるか…。

でも、そのほとんどはスマホやタブレットでできる。かわいい、なじんできたXPではあるけれど、そろそろ現役引退、ご隠居さんしてもらうしかない、というのが大方のご意見であろう。私もそう思う。

でも、最初に引用した IT Pro の記事には、すごい解決策が紹介されていた。

(Windows XPがプレインストールされているPCに)脱Windowsとして無償で使えるUbuntu(最近人気を博しているLinuxディストリビューション)への入れ替えを勧めてみた。すると後日、OSの入れ替えに成功したことや、当初は操作に戸惑った(UbuntuとWindows XPとでは、見栄えや操作性に多少違いがある)ことを記したメールが届いた。

その文面の最後には、捨てようとしていたPCが無償のOSで復活を遂げたことに加え、Windows XPに比べてOSやアプリケーションのアップデートがスムーズに自動実施されるようになったことへの驚きがつづられていた。

Ubuntuは一般的なPCユーザーに向けて開発されたOSなので、導入や操作法習熟のハードルはWindowsと大差ない。すべてのPCで問題なくが動作するわけではないが(例えば、32ビットCPU場合はPAEと呼ぶ機構に対応していることが必須)、手軽に光メディアやUSBメモリーから起動して試す ことができる。Ubuntuが動作することを確認後、数回マウスクリックするだけでハードディスクにインストール可能だ。

 

実に魅力的な方法に思える。で、それってどうやるの? 私でも簡単にできるの ? と具体的な作業方法を期待したのだが、記事はそこまでは触れていない。自力で調べるしかなさそうである。でも、これが出来れば、自宅にあるまだぴんしゃんしてるXP二台、復活を遂げるかも…。

 

もうひとつ、個人的にショックな数値を挙げておこう。
じゃん。

provai_browser_140223

当ブログサイト訪問者利用ブラウザ、Internet Explorer6が46.5%。
おそらく多くのXP利用者のブラウザは、IE6のままなのであろう。
実に悲しいことである
(ちなみに、XPと同時にIE6のサポートも打ち切りとなる)。

個人的には、この方たちにXPの買い替えも、
よりハードルの高いOSの入れ替えも、望まない。
せめてIEを8にしてくだされ。
XPのリスクはインターネットにつなぐことによって生じるわけで、
どうせ同じリスクがあるのなら、閲覧するにより快適なブラウザのほうがまし、
ですよね。

 

【参考記事】

こちらは、 13年末に警察庁が配布した警告文書。

(Windows XP)継続使用のリスク

サポート終了日以降、Windows XPに関してPCに存在する脆弱性(=ソフトウェアの欠陥)やバグに対して、マイクロソフト社からの新たなセキュリティ更新プログラムが一切提供されなくなることから、Windows XP搭載のPCはセキュリティ上の大きな脅威にさらされることになります。つまり、Windows XPが搭載されているPCでインターネットを利用し続けていると、コンピュータウイルスや不正アクセスの攻撃に遭い、

PCが乗っ取られ、遠隔で操作されてしまう
PC内の情報が流出してしまう
他のPCやサーバーに対して攻撃を行う踏み台として悪用されてしまう
パスワードが盗まれ、インターネットバンキングで不正な送金の被害を受けてしまう

などの危険が極めて高くなります。

たとえ、ウイルス対策ソフトウェアのパターンファイルを最新に保ち、アプリケーションソフトウェアを最新状況に保っていても、Windows XP自体の脆弱性を悪用する攻撃に対しては、能力を発揮できない可能性があります。複数のPCを接続している社内ネットワーク等の中で、1台でもWindows XPを搭載しているPCがある場合は、OSのサポートが提供されている他のPCに対しても脆弱性を悪用した攻撃の影響が及ぶおそれがあります。
平成26年4月のサポート終了後にWindows XPを使用することの危険性

 

以下はマイクロソフトにあった、セキュリティリスクについてのより詳細なレポート

Windows XP を 2014 年 4 月のサポート終了後も使い続けることのリスク

 

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