たぶんオバマさんはシリアに攻撃したくない(仮説)

本音を言うと攻撃したくない、介入したくないんじゃないのかな、オバマさん。
もちろん、お気楽な希望ではあるけれど。

sylia


でも、もし私がオバマさんだったら、議会にかけて、あと、
化学兵器は反政府側が使った、という情報を流す。
そうすれば攻撃しなくて済むから。
などと話していたら、実際そういう情報が出てるみたい。
サウジアラビアが反政府側に渡したやつで、
化学兵器であることと、使い方をしっかり教えてなかったために、
誤って爆発させてしまった、という反政府側兵士の証言。

Twitterであっというまに埋もれちゃったし、
ぜんぜん表には出てこないし、出所も真偽のほども不明。
でもこの証言を報道したのは、確かアメリカのジャーナリストだった。

仮に、アサド側と反政府側の両方が化学兵器を使った場合、
アメリカは両方を懲罰で攻撃するんだろうか?
イラクに劣化ウラン落とした国、ベトナムに枯葉剤を撒いた国、
広島長崎に核兵器落とした国は、誰が懲罰するんだろう。
で、化学兵器で命落とすのも、長期にわたって障害抱えるのも、
懲罰で爆弾落とされ、家や命、暮らしを失うのも、
全部民間人なんだという理不尽。

イギリス議会の反対決議は、まぶしかった。
熱い討論場面も、どこかの国の国会答弁とは全く違う。
与党も反対票を入れた(どこかの国じゃ党議拘束がかかるからあり得ない)。
これぞ民主主義だよね。
でも、としたら、どこかの国は民主国家じゃないってことになる。
自由な議論が封印され、個別の主張が縛られ、許されない国…。

アメリカにも、党議拘束なんてものはない。
民主党も共和党も、それぞれの主張があって、介入賛成と反対がいる。
「アメリカの選択に従う」って、自分の考えや判断はないってことだよね。
シリアや中東における自国の利益も考えない。
シリアの人ってすごく日本に親しみを持ってくれてるんだよ。
これって、一度失ってしまったら取り戻すのがものすごく大変な、
とても大きな財産なのに。

2011年の二月、縁あって、シリアに行った。
駆け足で古代の遺跡や旧約聖書の世界、十字軍のお城を回って、
ウマイヤドモスクにねずみ男みたいなマントを羽織ってお参りし、
スークでアレッポのオリーブ石鹸を買った。

昼食に入ったレストランの一階では、おっちゃんたちが、
エジプトのデモの様子をテレビで見てた。
ガイドは、シリア人は教育レベルが高いから、たぶんデモはしない。
様子を見ながら、得るものと失うものを、慎重にはかっている。
そんなふうに言ってた。

まだ寒い時期だったけど、遺跡の石の間に、
きれいな、はじめて見る黄色の花が咲いてた。
もう少しすると、もっといろいろな花が咲くんです、
と駐在員が教えてくれた。
じゃあ次は咲き乱れる花の時期に来ようと思った。
その時が、早く来ますように。

 

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