スペインでいらなかったもの、足りなかったもの、忘れたもの

スペインでいらなかったもの、足りなかったもの、忘れたもの

超個人的(次の旅行用)忘備録。
このたびの持ち物で一番迷ったのは服。
次がカメラとレンズ、おまけにスマホ。
いずれも迷って持って行ったものが不要であった。

 

2/13日-20日、予報では最低が5度前後、最高が11度から20度までと幅が広い。バルセロナが低め、コルドバとセビーリャは高め、グラナダがその中間。朝晩は寒いが日中は暖かい。特に旅程後半の日中の気温の高さに、スーツケース集荷の直前に薄いコートと綿ニットのジャケットを追加。おかげで重さが14.5キロほどになってしまった。

列車乗降時の積み下ろしなど同行者(ムスコ)に頼れるので、1キロ増えたところで問題はないのだが、要らぬものを持って行って持って帰ってきたことに変わりはなく、ちょっと悔しい。

イタリアもそうなのだが、同じ18度でも体感温度は日本とかなり違う。日中18度あればライナー付のコートでは暑いだろうと思っていたのだが、これが日陰や建物内だとちょうど良いくらいであった。しかもインにダウンベストまで着ていても、である。11月のマルタが温かかったこともあって、その記憶にも引きずられていた。

朝晩、特に朝はかなり寒いので、本来はそれを基準に選ぶべきである。朝の出発時に薄手コートやジャケットのみは、(私には)あり得ない。で、日中の強い日差しにはコートを脱ぐ。対応はこれしかなかった。実際はほとんど帽子と毛皮のティペットの脱着で温度調節が済んでしまい、コートを脱ぐほどのシーンはそれほど多くはなかった。

ジーンズも不要であった。日本からの出発時の装いも、直前に、裏起毛パンツをヒートテックレギンズ+ストレッチジーンズに、厚手セーターを薄手カーディガンに変更。これもはずした。で、多くを一本しかない厚手パンツと一枚しかない厚手カーディガンで過ごす羽目になってしまった。出発時の最初の組み合わせがあればジャストだったのに。

気温予想による装いでは幅を持たせて選択するので、たいてい「一度も着ずに終わる服」というのが出る。大島のチュニック&インの薄手タートルなどはこの意味で着なくても仕方なかったのだが(想定内)、これほど外すのは久しぶり。あんなに悩んだにもかかわらず。これもあちこちでヤキが回って来たことの一つ、だろうか。

 

カメラとレンズ

長らくの旅の供(友)カメラだったOLYMPUS E-PL6+14-150mmを、LUMIX  DNC-GM1+12-32mmに変更した。おかげで首にかかる重さが650gから300gと半分以下に。肩こりが随分軽くなった(これは、疲れてくるとデイバックをムスコにしょってもらっていたから、でもあるが)。

出発前の悩みは二つ。果たして12-32のズームで足りるだろうか、ということと、お気に入りのLumixレンズ20mm/F1.7を使いたいときどうするか。

カメラ変更後初めての旅であるからして、とにかく行ってみないとわからない。14-150mmズーム(300g)、OLYMPUS Airと20mm/F1.7(合わせて300g程度)も携行。

結果、ほとんどをGM1+12-32mmで撮って終わった。20mm/F1.7は食事と夜の撮影にフィットするのだが、結局スペインでバックから取り出したのは2回だけ。それも1度はGM1がバッテリー切れとなったからであった。

GM1はバッテリーがすぐなくなるとレビューで読んではいた。予備に一つ買っても行った。この予備が1つで足りない日があったのだ。到着翌日、バルセロナからタラゴナ(水道橋+ローマ円形劇場)を往復し、夕方カサ・バトリョ見学の途中。撮影枚数は360枚ほど。

それでAirで撮っては見たが、モニター用に持って行ったDIGNOの反応の悪さからストレスが大きく、撮影意欲も減退。夜のレストランのようなところではまだ良いのだが、動きながらの撮影ではDIGNOではなかなか撮れないということが実証された(わかってはいたのだが)。

あらためて一日の撮影枚数を見てみると、今回多い日で400枚超。前回のマルタでは400枚を超える日はなかった。増えたのは、一日の稼働時間がスペインでは長かったということと、カメラの軽快さもあったような気がする。加えて、ピント合わせの電子音とシャッター音を無くしたことも。これで余計バシャバシャと気軽に撮ってしまったというか。

翌日からスイッチOFFをこまめにしていたら、なんとか予備バッテリー1本で賄えるようにはなった。もう1本必要かというと、充電の手間もあるし、いらないかな。

14-150mmズームレンズは一度も使用(レンズ交換)せず。これも半ば予想通り。やっぱりね、いちいちレンズなんて交換しやしませんて。手振れ補正も無しだし。というか、これまでも交換しないできたのに、この期に及んでするはずもないということ。望遠が欲しいと思ったシーンはあったけれど、デジタルズームの2倍・4倍でお茶を濁して済んでしまった。

それよりも、12mm(35mm換算24mm)の画角で撮れるメリット! 風景もホテルの部屋も12mmは良い!!  交換レンズで12-60mmというのがあるので、余裕が出来たら買おうかな。209gとそれなりに重い(本体とあわせて400gになってしまう)けれど、14-140mm(263g)よりは軽いし、12mmに価値があると思う。新品で4万強、中古で3万弱。

もしくは、G X VARIO 12-35mm/F2.8 II 。これがあれば20mm/F1.7はいらないかもしれない。が、重い。304g。そして高い。Amazonで83,000円ほど。古い機種も新品値段はかえって高く、ただし中古で5万くらいから(重さは同じ)。

評判はすこぶる良くて、そりゃきれいな写真は撮れるんでしょう。F2.8も大きいでしょう。でもねぇ、値段もだけど、重さがねぇ。

話しは戻って、もうひとつGM1で驚いたのは、暗いところでもかなり撮れるということと、レストランの料理写真もそれなりにボケを出せるということ。それでよけいAir+20mm/F1.7の出番がなくなってしまった。で(例によって)疲れてくると、14-150mmの交換レンズも、Air+20mmもホテルの金庫に入れっぱなしになっていた。

が、である。帰ってきて撮れた写真を見るに、やっぱりそれなりで、夜は20mm/F1.7を最初からつけてい行くべきだったと反省。というか、夜はAir+20を持ってGM1はリュックに入れる、でも良かったのかもしれない。足りないのは写真にかける情熱とエネルギー、ということか。

 

スマホとタブレット&アプリ

今回DIGNOの他にもう1機、Android(arp)を持って行った。ムスコが自分のiPhoneを事前にSIMロック解除をしておらず、万一現地ぶっつけ本番で出来なかったら、と心配だったのだ。LINEが別行動時の必需品であるし。結果無事解除も出来、Threeも問題なく使えたので不要ではあった。

が、Air用にも予備的にももう一台スマホは欲しい。このたびもiPhoneのバッテリーが1日ぎりぎりであった。DIGNOがAirのモニターとして使えないということと、SIMもさせないことから、予備スマホとしてはいくら軽くても携行価値ゼロ。悔しいが仕方ない。

となると、arpAndroidに頑張ってもらうしかない。ムスコがiPhoneを機種替えしたら7をもらい下げることになっているので、そのときまで。本当はiPhone SEが軽くて小さくて良さそう。楽天モバイルやY!mobile、UQ mobile で格安に入手できる模様なれど、乗り換えるのもかったるい。

楽天以外は2年縛りにもひっかかる。そこを気分的にクリアできれば軽くて小さいiPhoneが格安で手に入るのは超魅力。実はガジェット欲がそそられている*。今後あの軽さも貴重となるような気がする。合理的にはモバイル充電器持参、なんだけれど(今回も持って行って、確か一回くらい充電した)。

出番がなかったのはiPadも同様。WPに日記風記録を書いたのは行きの機内のみ。いつもはWebチェックインをiPadでやるんだけれど、イベリア航空(Vueling)もライアンエアーも日本でチェックインが出来てしまったので不要。ルフトハンザは前日にiPhoneのアプリからやった。スマホで何でもできてしまう。特にモバイルチェックインは本当に楽。とはいえ、記録や書類の携行用に、まだまだiPadを置いていく気にはなれない。

その必要書類のチェックは100%Evernote(主にiPhone)だけ。ネット環境不要というのが大きいし、マルタで以前より使いかに慣れたせいもあった。Onenoteもファイルマネージャーも開かずじまい。

 

SIM

Threeは今回も快調だった。私の6はMVPNのプロファイルを削除する必要があったが、ムスコの7はそれもいらなかったようだ。

1GB/30日有効のThreeは国内業者が販売しておらず、香港から届いた。その分到着まで日数が必要だったが、容量的には9日間でぎりぎり。今回ホテルWifiをあまり使わなかったからかもしれない。

ちょっとミスったのは帰国後。羽田で空港フリーWifiをつなぎ、まずOCNのプロファイルをダウンロードすべきであった。が、プラスEXでの新幹線予約を優先してしまった。しかも品川まで時間がかかるのを忘れ、ぎりぎりの時間で取ってしまった。京浜急行ホームで予約変更をしようとしたらすでに空港Wifiが入らず。

ぎりぎり新幹線には乗れたのだが、帰宅するまでネット環境も電話環境も無し。新幹線内のWifiは契約者のみとのこと。

こんなときのためにOCNのフリーWifiを設定しておこうかと、先日自宅で試すもうまくいかず。実際に対象となるWifiが飛んでいないと出来ないのかな。今度どこかで試してみよう(と思っていたのだが、UQモバイルに乗り換えることにしたので、この作業も不要になった*)。

 

忘れ物と落し物

今回持っていくのを忘れたのはプライオリティカード。ラウンジ利用しないと楽天カード年会費のモトが取れない。悔しい。が、たっぷりあると思っていた乗り継ぎ時間が、特に帰路ライアンエアー(フランクフルトで)荷物ピックアップに1時間かかるなど、利用する時間もなかったのだが。やはり航空券を別冊で切ると乗継がネックだなあ。

Covermarkメイクアップ用スポンジも忘れた。Canmakeのパウダースポンジが2個あったので流用。あとは爪切り。結局私は要らなかったのだが。

現地に忘れてきたものはなし(と思う)。落としたのはコートのボタン。取れやすいんだよね、あのコートボタン。何個目だろうか。でもまあ、ボタンくらいで済んで良かった。

 

*本日OCN解約、UQモバイル+iPhone SE で申し込む流れ。
もうしょうがないのだ、流れには逆らえん…。

 

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