シリアへの介入は、もう勘弁してほしいよね。
化学兵器だって、どっちが使ったのかわかってないのに、
もうすぐにでも攻撃できるってなんだよ!
じゃあ前から準備してたんじゃん。
しかも限定的な懲罰って、
ルール違反したからちょっとおしおきするって、、、
もし化学兵器があったとして、攻撃で拡散して犠牲になるのは誰!?
国連査察団が入ってるとき、
その鼻先で政府側が化学兵器を使用するはずがない、
アサド政権のこの言い分にも一理あると思う。
証拠とされる画像だって、21日に使用されたとされてるのに、
アップは20日だって。
分かってるのは、どっちが使った可能性もある、ってことだけじゃないのか。
大量破壊兵器というでっちあげの「大義」でアメリカが始めたイラク戦争、
ある調査(アメリカのブラウン大学の研究グループ)によると、
10年で死者が19万人、そのうち戦闘に巻き込まれた民間人が13万4千人。
結局犠牲になるのはいつも民間人なんだよね。
で、国がガタガタになる。
そもそも、欧米がかかげる「国際ルール」や「正義」の「絶対」性にも、
疑問を持つべきじゃないのか?
怖いのは、そういう「これが正しい」を「大義」にして、
ねらいはイスラエルを守ることだったり、
覇権や石油利権を守ることだったり、することだと思う。
つまり「正しい」とほんとは思ってないのに、
「正しい」を掲げること。
シリア情勢については「よくわからない」できてしまったけど、
その「よくわからない」が、
マスコミに出てる情報をそのまま信じてしまうことになっていやしないか、
あらためて反省してる。
アサド政権の非と死者の数ばかりが伝えられ、
何故、最後の「アラブの春」が内戦になってしまったのか、
その背景はほとんど伝えられてこなかった。
反政府勢力の前線がアル・カイダ系などの傭兵で固められていること、
その戦費はサウジアラビアやカタールやトルコから出ていること、
その背後には当然イスラエルと欧米がいること。
少なくともこれくらいは押さえておくべきだろう。
内戦の長期化は武器・武力を含む援助と介入のせいなんだと。
昨日視聴した岩上さんのインタビューだったか、
国民は、こんな戦争ではなく、
以前のアサド政権の安定のほうがよっぽどましだと思っている、
というようなコメントがあった。
私がシリア国民だったら同じように思うだろう。
それがどれだけ「正しい」戦争であっても。
ましてアメリカに空爆されるなんて、冗談ではない。
こうしてアメリカは、また中東に怨念を増殖させ、不安定化する。
アメリカでもヨーロッパでも、国民の大半は反対してるってのに。
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