モロッコへ(始まりと読書メモ…)

「いつか行こう」と、ある意味大事にとっておいたモロッコが、いきなり、「今行くところに」に浮上した。仕事関連で流れてくる情報に、モロッコの文字を見つけたのが二月の最終週末。週明けに出発可能日を問い合わせ、3月4日火曜日に申し込みむと夕方に返信電話あり。10日のチケットリミットに間に合わせるには今日中に日程を決める必要がある、と迫られた。しかも19時半までの営業時間内に、と。あと一時間もないじゃん。

ベースプランは、
カサブランカ着➾フェズ(泊)➾砂漠を望むメルズーガ(泊)➾ベルベルの要塞都市アイト・ベン・ハッドウ(泊)➾マラケシュ(二泊)
という5泊8日(往路復路とも機内に1泊)。移動はぐるりとマラケシュまで専用車。

フェズとマラケシュが延泊可能なので、それぞれに何泊追加するかで迷っていた。可能であればフェズ滞在時にタンジェまで足を延ばしたい。メクネスやシャウエンにも立ち寄りたい。マラケシュからは、ポルトガルの面影を残すというアルジャディーダにも行ってみたい。2泊2泊の追加でどうだろうか、とのリクエストに、経験浅い担当者ではらちが明かず、立て板に水のスタッフが電話を引き継いでくれ、しばしやりとり。電話を切って考えること30分。タンジェとシャウエンとフェズにそれぞれ一泊ずつ、マラケシュに2泊追加と気持ちが決まった。

「観光的にはみるべきものがない」タンジェ(タンジール)は、通常であれば、移動時間の長さからも外したほうがいい。が、初めてのモロッコで、ボウルズのタンジールに行かないわけにはいかない。私のモロッコ(と北アフリカ、そしてサハラ)への入り口はポール・ボウルズの『シェルタリング・スカイ』で、小説の起点も、ボウルズの作家人生の起点も終点も、タンジールだからだ。

だが、これではあきらかにフェズが足りない。ボウルズの『蜘蛛の家』のフェズを、せめてもう一泊でも増やしたい。が、それだと専用車代ももう一泊増えてしまうため、コスト的に断念。とにかく今回は一目でも「見ること」で良しとする。また、アルジャディーダはマラケシュではなくカサブランカ泊となり、さらにここでも専用車代が加算となるため、これも断念(大枠が決まっているプランなので、小回りがきかないのはしょうがないのだ)。

その夜のうちに料金確認、翌々日の6日(木)には手配完了、請求書が送付されてきたので即支払う。(3/11)

 

ガイドブックその他参考本

icon-book 『地球の歩き方 モロッコ』

結局はいつもこの本のお世話になる。が、出かける前にまともに読んだことがない。今回もパラパラとめくって、見どころと拠点となる都市の位置関係や距離感がつかめると、もうそれでページをめくる気がしなくなってしまった。で、きっと直前か、もしくは観光前夜にスポット情報として目を通すのだと思う。

icon-book  『モロッコ流謫』四方田犬彦 ~3/10

一度読んでいるのに(そんなに昔のことじゃないのに)どこもほとんど初めて読むよう。
不思議なのは、タンジールも、フェズも、なぜ街(筆者は邑と書く)が立ち上がってこないのか、ということ。旅が内面と記憶への旅とオーバーラップしているためか。結局、筆者の思い入れに付き合わされているうちに読み終わってしまった。ただ今回は、毎晩少しずつ、だれずに読み続けることは出来た。細部も最初読んだときよりクリアになった気はする。

ボウルズの作品解説はやはり秀逸。ボウルズとジェインの話(ここは記憶も残っていた)もひときわ余韻深い。あとはカミュとの対比とか。
でも、今回のモロッコ行きには何の影響もなさそう。

icon-book 『カスバの男』

著者は画家なので、味のあるスケッチがいっぱいで、すぐに読了。作家の角田光代さんが、この本を読んですぐにモロッコ行きのチケットを買いに走った、という大賛辞のあとがきを寄せている。確かに、とてもそそられた、ような気がする。旅の記録としても、旅の流儀のお手本としても楽しめた、ような気はする。けれども、一週間、10日と時間がたってみると、細部はほとんど覚えていない。ひとつだけクリアに残っているのは、これと同じ旅は出来ないし、してはいけないし、求めてもいけない、ということだ。この人だけの旅を確かにこの人はしてきて、それはとてもうらやましかったりステキだったりするんだけれど、自分の旅をそういう中身の濃いものにするためには、この本のことは、「持っていかない」だけでなく、忘れてしまった方がいい、ような気さえする。ということは、やっぱり、この本は素晴らしい旅の本なんだろうと思う。帰ってきてからもう一度読んだらいいかも。

icon-book 『モロッコを知るための65章』

図書館で借りたので、出発の前に返そうと一所懸命読んでいる最中。興味深い。断片的ではあるけれど。音楽のこととか。

icon-book 『サラムモロッコ』

モロッコ専門のランドオペレーター(現地手配会社)社長の筆になるガイドブック 。今回お世話になるし、評判も良かったので買ってはみたけれど、まだ読んでいない。頼りになるかな。
(最初のページ、古代ローマとカルタゴのポエニ戦争の時代記述、違ってるけど…)

icon-book 『クレア トラベラー いつか行くモロッコ』

これもなんというタイミング! と買ってはみたけれど、まだパラパラしただけ。女性誌系だし。

 

というところで 21日になってしまった。
そろそろ荷物のことを考えないといけないな。

 

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