LINE Pay デビューしたのはよいけれど…

LINE Pay デビューしたのはよいけれど…

LINE Payにデビューした。
友人から送金してもらうことになって、
彼女がLINE Payで送りたいというので。

もうひとつ、ゆくゆく広がっていくだろうスマホ決済(QR決済)で、支払う立場だけでなく払ってもらう立場になる可能性もあり、そのためにも実際に使ってみたいと思ったのだ。

LINEのウォレットで「始める」をタップしてすぐ、友人からの送金がウォレットに入っていた。もう一人の友人も同時に開始、彼女からも送金されてきた。最初の友人Bからは1,000円のボーナス(キャンペーン)もおまけで送られてきた。

ボーナスを有効化するには銀行との紐づけと本人確認が必要。少し面倒に思ったけれど、LINE Payを使っていくためにはどちらも必要なので、ちゃっちゃっと済ませた。ウォレットの残高が∔1,000円増えた。で、このお金をどこで使おう…。

友人はローソンでワインとおつまみを買うのがおすすめ、という。でもワインもつまみもいつも買うところで買いたい。マイコンビニはセブンイレブンである。わざわざローソンに買いに行くものがない。LINE Payが使える店のなかで、買えるものがある店はサンドラッグだけである。でもなかなか行く機会がない。

そうこうするうちに、開始時に申し込んだバーチャルカードのプラスチックカードが届いた。結構早い。ショッピングモールに買い物に行ったので、このプラスチックカードで払った。JCBカードが使える店で使えるのだ。このカードでAmazonでも買い物できる。

やっと使えると感じた。でもこれだと他のプリペイドカードと同じで、スマホ決済とは言えない。メリットは買い物履歴がLINEで確認できることくらい。しかも銀行のデビットカードよりチャージのひと手間が多いのが面倒に感じる(使いすぎや不正利用のためにはメリットはある。クレジットカードと紐づけたスマホ決済もある)。

交通系プリペイドカードよりは楽でも、でも手持ちのTOIKAは結構いろんなところで使える。どれだけ使える店やシーンが増えるかが勝負だろう。

PayPay使えます、というのはあちこちで見かけるようになった。PayPayの20%還元キャンペーンでは、家電製品等高額なものがかなり売れたという。2割引きは、弁当よりも欲しかったTVに使いたいよね。LINEも20%還元キャンペーンをやってるけど、あまり話題にならない。使える店がまだ少ないからだろうか。

スマホ決済では今後、メルペイとLINEPayが利用可能店舗で提携するらしい。メルカリの売り上げをそのまま使えるというのはメルカリやってる人には便利だろうけれど、そうでない人は銀行からチャージしなくちゃいけない。メルペイのためにメルカリを(アプリを入れて)始める人っているんだろうか。Yahooカード(楽天カード)持ってれば、やっぱりPayPay(楽Pay)だろう。

でも、私はどちらも持っているけれど、どちらのPayもやっていない。様子見というか、必要を感じないというか。友達全員に送れるLINEの1,000円ボーナスを、数人の友達に送ってみた。一度しか受け取れないので、もうもらっている人には送れない。このボーナスは面白いし、1,000円は大きい。でも、私が送った人はたぶん誰もLINEPayを始めていない。何がネックなのだろう。

送ったのは50代と60代の女性。スマホは持っていて、LINEもメッセージと無料電話で使ってはいる。でも、それ以上にアプリを入れて色々な使い方をしているかというと、ほとんど使っていない。スマホは携帯電話の延長で、あとは写真撮影。せいぜい使ってもYouTubeくらい。どれも最初からスマホに入っているアプリである。

始めようとしない友人に理由を尋ねてみても、明快な答えは返ってこない。電子マネーで買い物履歴がデータとして残るのがいやだ、などという理由ではないのである。一人は、どうやって始めればいいのかがわからないと言い、もう一人はなんとなく使う気になれない、と言った。スマホ決済のイメージが浮かばないのだと思う。そしてそれ以上に、必要を感じていない。

政府は消費税アップの負担軽減に、ポイントを電子マネーで還元するという。中小企業限定で色々面倒そうだ。そもそもクレジットカード導入は審査や登録が面倒だし、カード読み取り端末代や手数料はかかるしで、中小企業には敷居が高いのである。政府が補助を出すというけれど、9か月間の5%還元期限が切れたあとは、手数料負担だけが残る。クレジット会社にとっては扱い業者を増やす好機だろうけれど、導入事業者にとってどれほどのメリットがあるのか。

スマホ決済はもう少し敷居が低い。QRコード読み取り機を設置すれば使用料は発生するものの、店舗用QRコードをプリントして設置し、それを客に読み取ってもらえば端末代は0円。もしくはスマホに店舗用アプリを入れればよい。決済手数料も定額で導入しやすい。

進むキャッシュレス でも現金の方がよくないですか?(朝日デジタル 2019.6.26)

消費税増税によるキャッシュレス決済 現金併用者は4割使用増も、新規利用に前向き4人に1人(PRTIMES 2019.5.23)

 

6月の末に書き始めて放置していたら、8月になってしまった。

この間にセブンイレブンでLINE Payが使えるようになったので、QRコードで買い物してみた。サン・ドラッグでも。まあ便利のような気はするけれど、今の残金がなくなったらチャージするかどうか、微妙だなあ。

などと思っていたら、セブンPayが開始早々不正利用発生でとん挫した。二段階認証を導入していなかったり、PW変更のメールが別メールで設定できたりと、ちょっとお粗末すぎる顛末。自社だけでなく電子決済推進勢力全体に水をぶっかけたような成り行き、この先消費税還元にむけてどうなんだろう。

それでも本当にPayPayはよく見かける。現金のみの小さなミシン屋さんとか、桃農家の自家製ジャムのガレージ販売所とか。うちにも導入キャンペーンの案内メールが届いた。PayPayも設定しとこうかしら。

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