先日、仕事用(ながらあまり稼動していない)サイトも wp-Xサーバーに引っ越した。
これでアクティブなサイトは独自ドメイン×2+サブドメイン×1=3となった。
他に最初に作成されたwp-x.jpのサブドメインを含め、
二つのサイトをテスト環境として残している。
現在ディスク容量の合計が400M強/30000M。
データベースは当ブログが最大で、126M/500M。
画像はwpXには必要以上にアップしない方針だし、当分の間はここでやっていけそうだ。
この度の引っ越しはXサーバーから。マニュアルに従ってDBをダウンロード、その際 wp-options とNewStatPressのテーブルは外し、念のため二回に分けてエクスポート-インポート。続いてFTPにて wp-content のなかみをアップ。今回のつまずきは、ローカルの hosts ファイルにIPアドレス+ドメインを追記してチェック、の段階にあった。まったく新サーバーIPにアクセスできない。
なぜ hosts の追記が効かなかったのかというと、www 有りでWPのインストールを行っていたのに、hosts へはドメイン名のみの記載であったため。翌日電話サポートで指摘され訂正、すぐにアクセスできるようになった。
実は前夜、チェックできないならネームサーバーを切り替えてアクセスするしかないかと判断、切り替えてしまっていた。これがなかなか反映されずあせっていたのだが、結局IPアドレスでサーバー管理画面にアクセスできるようになり、慌てて調整。テーマカスタマイズ、設定、ウィジェット、と順調に終わる。
ロリポップに二つ目の Research Artisan Lite を設置
wpXにはResearch Artisan Lite が設置できないので、当ブログ同様ロリポップに設置することにした。が、ここで大きく頓挫。まずロリポップにDBを追加、仕事サイト用のテスト環境はロリポップにも専用ディレクトリで作ってあったので、そのディレクトリにra と ra_core フォルダをアップ。
その後、ロリポップ設置URL/ra/analyze/index.php にアクセス、DB 情報を入力、wpXサーバーのURLなどを入力、生成されたスクリプトをwpXのWP フッターの </body>直前に設置、ログイン、とすんなりと進んだ。
が、まったくアクセスがカウントされない。スクリプトタグの設置場所が悪いのかとあちこちに移してみたがダメ。データベースのMySQLバージョンが5.6のためかとも思ったけれど、なら何故当ブログ用は問題なく作動しているのだろう。
仕方がない別の解析方法を考えようかと思い始めて二日目。それでも…と、気になっていたことを試してみた。
Research Artisan Lite の複数設置の解説には、ra_coreは一つ、ra フォルダは同じディレクトリに必要個数分、ただしsecond(あるいはra1,ra2…)などと名前を変えて設置すべし、とある。それで、(事前に既設ResearchALの管理画面でアンインストールしたうえで)別ディレクトリにインストールしてあったファイルも削除し、当ブログと同じディレクトリに、コピーリネームしたraをアップしなおした。ただしDBは別途作成したもので設置。やった~~、今回はOKだぁ!
あれこれ検索していてこんなサイトを見つけた。設置設定方法も詳しく書かれている。
アクセス解析ツール「リサーチアルチザンライト」のインストール方法 | Web Tips
リサーチアルチザンライトは、セキュリティの問題で2015年7月23日に ver.1.18 がリリースされていますが、機能的には2011年11月20日にリリースされた ver.1.17 で開発が止まっています。
従って、それ以降に出てきた Windows8.1 や OS X Yosemite などの新しいOS、Internet Explorer 11 や Microsoft Edge などの新しいブラウザは、解析結果に表示できません。リサーチアルチザンライトはオープンソースのソフトウェアですから、ソースコードを改造して対応してみます。
それで奇特なこの方(ゆぅめぇ氏)は、改造したコードを組み込んだものを公開してくださっている。修正コードの下にさりげなく ダウンロード とあるので、さっそく入手し、こちらをFTPでアップロードした。無事 Internet Exploer11がカウントされている。すばらしい。感謝感謝。
ふと見ると、他にもアイコン有りのInternet Exploer となしの Internet Exploer がある。アイコン有りのリンクをクリックするとIE10で、なしは6、7、8、9、10とそれぞれ集計されている。以前からこのようにバージョンもチェックできたのだろうか? うっかりやが気が付かない機能は、きっとまだあるに違いない。
でも結局のところ、Research Artisan Lite はもう更新をやめているので、そのうち使えなくなる日が来る(かもしれない)。
必要なシステムは以下
- Webサーバー(Apacheを推奨)
- PHP5.1.x 以降、5.4.xまで(PHP4、PHP5.5.x以降では動作を保証しません)
- MySQL4.0 以降、5.5.xまで(4.1 以降を強く推奨、5.6.x以降では動作を保証しません)
ちなみにロリポップは現行PHP/5.3、MySQL/5.6、wpXはPHP/5.6、MySQL/5.5である。もしかしたらwpXでもPHPを5.4に設定変更すれば、使えるようになるのかもしれない。MySQLが5.5なので、組み合わせとしてはwpXのほうがよさげでもある。が、ロリポップで動いていることと、wpXはDB他容量制限が厳しいことから、このままで行くことにする。今後いつまで使えるかはわからないけれど、大事に使わせていただこう。
さて、Research Artisan Lite、DBのテーブルが月ごとに作成されるのもの優れている点だと思う。前サーバーのDBから今年の1月~5月の5テーブルをエキスポートし、ロリポップDBにインポートしてみた(とりあえず直近の数値を比較するためにはこれで十分なので)。
接頭辞を変えていたため、phpMyAdmin/構造>で旧テーブルにチェックを入れ、[チェックしたものを:][テーブル名の接頭辞を付け替える]で変更。これでロリポップに設置した管理画面にも、過去5か月分が表示されるようになった。
本文と関係のない付記
上記 ゆぅめぇ氏 のサイトで、プロのWeb政策手順を拝読。
Web制作プロセスの詳細解説 | Web Tipsアーカイブ
一番最初に仕事用サイトの作成をプロに依頼したのが15年前。担当者と何度も打ち合わせしたこと思い出した。あのころはCMSなんてなくて、HTMLで全部作ってもらったんだよね。それを自分でMovableTypeへ、そののちWordPressへと引っ越した。CMS(の進化)と素人でも触れる既存のテンプレートがなかったら、自力移行は無理だった。
でもそれだけじゃなくて、あの綿密な打ち合わせで学習したことや、DreamWeaver を触るようになってHTMLの修正や記事投稿なんかができるようになってたのも、大きかったかもしれない。が、一応形は整ってはいるもののそこはしょせんシロウト。もう一度プロの手順に従っておさらいが必要かも。
MTでもWordPressでも、今は自動インストールで簡単に設置できるし、いきなり既成テンプレートを入れて、シロウトでもがんがんサイトが出来るようになった。経費を節約したい自営業者も、そこを入口に勉強していけばいいわけで、昔に比べてハードルはかなり低い。
でも、あっというまのサイト公開が可能になって、(私もそうだけれど)大事な実践の前の考察や作業を飛ばすようになっているかもしれない。でもでも、このような情報がネットに公開されているという、15年前とは大きく異なる環境を私たちは享受してもいる。ありがたいことです。というようなことを、プロの方のきっちりとしたプロセスを眺めながら思ったのであった。
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