サン・ミケーレ物語

サン・ミケーレ物語

長い時間をかけてやっと読了。 カプリ島のヴィラ・サン・ミケーレの物語。 読み終えて裏表紙を見て驚いた。 開高健の賛辞! この医師の物語は人の痛苦を伝えながら静謐である。洗われた石のように簡潔で確実なリアリズムのなかに何の苦もなく幻想がとけこみ、知 …続きを読む

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「共謀罪」と「テロ」&改憲についても少し

2017年5月19日「共謀罪」が衆院法務委員会で強行採決された。 何度目の強行採決だろう。 強行でなければ採決できないような紛糾ものを、次々に強行していく政権。 小田嶋さんの「あきらめ」と同様のあきらめを私も抱いている。 あの選挙の時から。 「共 …続きを読む

『第4の神話』–再びの森瑤子

『第4の神話』–再びの森瑤子

★第4の神話 篠田節子 角川書店 1999.11 森瑤子をモデルにした小説だとどこかにあり、興味がわいた。 最近、再び森瑤子について考えさせられる機会があり、それもあって。 篠田さんは数冊しか読んでいないけれど、 女性の描き方や、一気読みさせるグ …続きを読む

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ミニマリストと電子書籍

ミニマムな生活にはあこがれがあるけれど、 ミニマリストはまた違うもののように感じている。 -イストの前提にある-イズムになじめ無さそう、とか。 あまり深く考えたことはないんだけれど。 ともあれ。 年末に美容院で美容師さん(30代男性、二人の子持ち …続きを読む

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電子書籍の落とし穴

先日販売された『週刊エコノミスト』11/11日号を電子書籍で購入した。池内恵氏の『–イスラム成立とオスマン帝国崩壊–影響与え続ける「初期イスラム」現代を決定づけたオスマン崩壊』という記事が読みたかったからだ。結果、読めなか …続きを読む

スカーフとイスラム

スカーフとイスラム

◆『神の法 vs 人の法』- スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層 内藤正典 坂口正二郎[編著]日本評論社 2007.7 イスラムと政教分離で考えを整理しながら、 この本をぱらぱらと読みあさったり、 以前読んだ『ユダヤ教・キリスト教・イスラ …続きを読む

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浅間神社の古墳 & 『空爆されたらサヨウナラ』

1月2日 今日も日記。 浅間神社に初もうで(元旦のお参りは実家近くの山間の古刹)。急な階段をエクササイズ代わりに上り、山頂の社にもお参りする。境内の屋台と人混みがうそのような静けさ。ハイキングコースにつながる道を回り込むと、屋根に一羽の鳩。今まで …続きを読む

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今年最初にしたこと

元旦。 たまには日記を書こう。去年は最後まで(某所で)Wordpressについて書いていた。今年最初の日、お参りと実家訪問を早々とすませ、出していなかった人から届いた年賀状に、あわててリストを見直し、新規印刷投函。最初につないだネットではほしい本 …続きを読む