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『モロッコ幻想物語』

ポール・ボウルズ/編 岩波書店 2013.5.30 モロッコから帰ってきて、まずボウルズの『蜘蛛の家』を再読。とにかく、フェズにはもう一回行かなくちゃ。続いてボウルズではこれを読む。この物語は、ボウルズとモロッコの語り部の共作。訳に訳者の力の大き …続きを読む

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『止まることなく』ポール・ボウルズ

ポール・ボウルズ作品集VI この自伝は、「止まることなく」ではなく、「語ることなく」だ、と言わているらしい。確かに、4-5歳から晩年までと、膨大な時間を追想しながらも、家族や親族、友人たちとどう過ごしたのか、あるいはどこへ行ったのか、という記述の …続きを読む

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『蜘蛛の家』 ポール・ボウルズ

この作品がボウルズの代表作というのは本当だった。 あのボリュームを三日ほどで一気に読む。 そんなスピードで読むにはもったいない本なんだけれど、 ページを繰る手が止まらなかった。 これは再読、いや何度も読みたい本。 でも絶版の上、古書が高い(アマゾ …続きを読む

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四方田犬彦「モロッコ流謫」

流謫(るたく) という文字をなかなか表示できない。 意味は 罪によって遠方へ流されること。遠流。りゅうたく。「―の身」 だって。