この国は、パブコメも公聴会も世論も、
即ち民意を平気で無視する国だということが
ますます明らかになった強行採決。
どうして議員たちがこんなに世論に鈍感でいられるのかといえば「当分選挙がないから」です。それだけ。来月選挙があるなら「こんなこと」はできません。次の選挙(うまくすれば3年後)までには法案に反対したことを有権者たちはころっと忘れて、また自民党に投票するだろうと思っている。
有権者にできることは、これからあとのすべての選挙で特定秘密保護法案に賛成した政党の候補者を全員落とし続けることです。それ以外に民意と官邸のあいだを架橋する方法はありません。民意を侮ると痛烈な反撃を受けるということを統治者に知らしめなければなりません。
— 内田樹 (@levinassien) 2013, 11月 25
本当に、とことんなめられているとしか言いようがない。
あらためて、私たちには「知る権利」だけでなく、
「知る義務」もあることを再確認しておこう。
(朝日新聞 2013.11/24)
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