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『アラブ革命の衝撃』

◆アラブ革命の衝撃—世界で今何が起きているのか 臼杵陽 青土社 2011.9 2011年の時点でのこの予想は当たらなかった。 その後のエジプトが、もしこの指摘のようであったなら、 今回の「クーデター/革命」の動きは違ったものになってい …続きを読む

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『イスラムの怒り』

◆イスラムの怒り 内藤正則 集英社新書 2009.5 イスラムは何に対して怒るのか。 ワールドカップでのフランスのジダンのエピソードは印象的だ。 それほど敬虔ではないモスリムであっても、 これだけは譲れないという線があり、 それを超えた攻撃(と本 …続きを読む

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『イスラーム文化』

『イスラーム文化』–その根底にあるもの 井筒俊彦/著 岩波文庫 1991.6 とりあえず付箋箇所のメモのみ。 Ⅰ宗教 Ⅱ法と倫理 『コーラン』というただ一つの聖典がある。そこからすべてが出てくる。源が一つであり、しかもそれが神の言葉と …続きを読む

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islam

内田さんがイスラム学者中田孝氏と対談。 http://www.mishimaga.com/gaihu/004.html 二回目が7/3日 要チェック!

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『アフロアジアの民族と文化』

民族の歴史11 『アフロアジアの民族と文化』1985.11 山川出版社 矢島文雄/編 監修・岡正雄 江上波夫 井上幸治 アフロアジアというくくり方を初めて聞いた。 本来は言語学的な呼称ということだが、 それを民族・文化・歴史・社会にまで敷衍させて …続きを読む

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『イヴの隠れた顔』

『イブの隠れた顔』アラブ世界の女たち ナウル・エル・サーダウィ/村上真弓・訳 未来社1988.3(1977 カイロ) 長い英語版への序文の後、導入部で、6歳の頃の記憶が語られる。 自らに受けた「女子割礼」女性器切除の記憶である。 女性器切除は、父 …続きを読む

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『遍歴のアラビア』

『遍歴のアラビア』ベドウィン揺籃の地を訪ねて レディ・アン・ブラント 法政大学出版局 1998.6 いやあ、面白かった。 サイードも彼らを「オリエンタリスト」としては扱っていないという。 西洋人のオリエントへの憧れに、 こういう良質な部分もあった …続きを読む

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『イスラーム的』世界化時代の中で

大塚和夫 NHKブックス 2000.11 しばらく前に読んだもの。9.11の直前の刊行。 なかなか示唆に富んだ考察。 9.11後は著者のこの時点での認識から後退しているけれど、 「アラブの春」後はどうなのか。 「イスラム復興」の積み重ねによる「勝 …続きを読む

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『砂漠の文化』アラブ遊牧民の世界

・堀内勝/著 ・教育社歴史新書 1979.11 34年前か、と指を折って数えてしまった。 当時と今と、アラブ遊牧民の暮らしは、どれほど変っているのだろう。 この間に大規模な旱魃が何度もあった。 とにかく、失われてしまっているものがあるのならなおさ …続きを読む

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Saadawi

ナウル・エル・サーダウィの著作を二冊読んだ。 『イヴの隠れた顔』 1980激烈なエジプトのフェミニズム! 岡真理さんが真摯な自己洞察を思い出しながら。 付箋をつけたところを引用したいけれど、気力が出ない。 明日、もう一度借りてこようとは思っている …続きを読む